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赤芋焼酎 フルーツの香り

赤霧島の大ヒット以来、赤芋や紫芋を使った焼酎がたくさん店頭に並ぶようになりました。
従来のコガネセンガンなどを使った焼酎に比べて、香りが華やかで、フルーティーな芋焼酎に仕上がっています。

赤芋や紫芋の生産量は少ないので、評判のものは入手しずらく、価格も高めです。

 

そんな赤芋焼酎のなかから、特に贈って喜ばれる逸品を紹介しましょう。
 

茜霧島

赤霧島の霧島酒造が、さらに上を狙って出している赤芋焼酎です。
赤霧島はムラサキマサリ(紫優)ですが、茜霧島は、タマアカネ(玉茜)というオレンジ色の芋を使っています。

茜霧島はたいへん希少で、地元宮崎の酒屋さんにもなかなか置いてないと言います。
柑橘系のアロマティックな香りが特徴です。


酒造元:霧島酒造(宮崎県都城市)
材料:タマアカネ(玉茜)
麹:米(黒麹)
酵母:芋の花酵母
アルコール度:25度
蒸留方式:単式蒸留

宝山 蒸撰綾紫

「天使の誘惑」や「富乃宝山」といった有名銘柄をたくさん出している鹿児島の西酒造も、赤芋焼酎を数種類発売しています。

なかでもおすすめは、宝山 蒸撰綾紫です。

ポリフェノールを多く含んだ綾紫(アヤムラサキ)を材料に造った原酒を無ろ過、無調整のまま出しています。
そのため、アルコール度は34度と高めですが、濃厚な蔵出しの味が楽しめます。

 

酒造元:西酒造(鹿児島県日置市)
材料:アヤムラサキ(綾紫)
麹:米(白麹)
アルコール度:34度
蒸留:常圧
貯蔵:タンク

赤江

赤江を製造しているのは、落合酒造場という家族だけでやっている小さな蔵元です。
しかし、造りだす焼酎の味は格別で、ANA国際線のファーストクラスに採用されている「竃猫(へっついねこ)」も、落合酒造場の製品です。

使用している芋は、赤霧島と同じ紫優(ムラサキマサリ)ですが、2年醸造、無ろ過仕上げのため、まろやかなコクがあって、香りも味も赤霧島より際立っています。


酒造元:落合酒造場(宮崎県宮崎市)
材料:ムラサキマサリ(紫優)
麹:米(白麹)
アルコール度:25度
蒸留:常圧
仕込み:かめ仕込み

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